御礼

 日本摂食嚥下障害看護研究会九州大会に多くの皆様にご参加いただき、誠にありがとうございました。皆様のご協力と熱心な討議のおかげで、無事に大会を終了することができました。行き届かない所もあったと思います。この場をお借りしてお詫び申し上げます。

 今回の研究会では「みちを拓く~私たちにできること~」と題し、シンポジウム、パネルディスカッションを企画しました。研究成果や臨床現場での実践的な知識を共有する貴重な機会となり、多くの学びと交流が生まれました。特に、講師の先生方のご講演や参加者の皆様とのディスカッションを通じて、新たな視点やアプローチを得ることができましたことを、心より感謝申し上げます。

 また、企業の皆様、九州チームスタッフの方々のご支援なくしては、このような成功を収めることはできなかったことを申し添えます。皆様のご尽力に深く感謝申し上げます。

 今後も皆様と共に、日本の摂食嚥下障害看護の発展に寄与していけることを願っております。次回の研究会でも、さらに多くの知見とつながりを築いていけることを楽しみにしております。

 引き続き、どうぞよろしくお願い申し上げます。

 第17回日本摂食嚥下障害看護研究会九州大会 大会会長 久保 桂
                       事務局  安部 幸

大会長挨拶

第17回大会大会長からのあいさつ

開催概要

テーマ:みちを拓く~私たちにできること~

プログラム・抄録集

9:50 ~  開会式 大会長挨拶

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大会長挨拶

第17回大会の大会長をつとめさせていただきます、長崎県五島中央病院の久保桂と申します。

今大会は2024年11月16日(土)、大分県大分市J:COMホルトホールにて対面開催予定で準備を進めております。

摂食嚥下障害看護認定看護師は1000名を超えました。近年、世界情勢の変化もあり、私たちの活動の幅は多様化してきています。そのような中でも毎年、これから活動をスタートしていく認定看護師は誕生しています。それぞれの立場の参加者が、「これは私にできる!」と感じられる会にしたいとの思いから、大会テーマを「道を拓く~わたしたちにできること~」といたしました。

パネルディスカッションでは、認定看護師を取得したばかりの看護師の取り組みや経験ある看護師が、これまでどのような食支援に取り組んできたかについて発表を行う予定です。さらに、シンポジウムでは「病院から地域での食支援に向けた取り組みで看護師に望むもの」をテーマに多職種から発表いただき、総合討論を行う予定にしています。会場も含めた討論を行い、実りある会になることを期待しています。また、今研究会は認定看護師だけでなく、多職種から参加・発表をいただき、お互いが高め合うことを目指しております。一般演題を含め、多くの方々の参加をいただけると幸いです。

さて、今大会のポスターは「私たちにできること」の取り組みの一環として、高校生へ参画を依頼しました。長崎県立五島高等学校、美術部の藤原愛梨さんより画の提供をいただき、すてきなポスターが完成した次第です。

大分は温泉・食・自然などの観光にも恵まれています。観光もかねて、ぜひ大会に参加いただければと思います。

皆さん、大分でお会いできることを楽しみにしています。

開催概要

  マ:みちを拓く~私たちにできること~

   期:2024年11月16日(土)10:00~17:00
   場:J:COMホルトホール大分
      3階大会議室、他会議室
      大分県大分市金池南一丁目5番1号

大 会 会 長:久保 桂(くぼ けい) 長崎県五島中央病院

実行委員長:安部 幸(あべ ゆき) 社会医療法人 帰巖会 みえ病院

準 備 委 員:山川 美樹 松尾 晴代 加藤 節子(九州地区世話人)
     大分県摂食嚥下障害看護認定看護師会

運営事務局:安部 幸
     お問い合わせは原則「お問い合わせページ」からお願いします。

プログラム

9:00 ~

受付開始

9:50 ~ 10:00

開会式 大会長挨拶

10:00 ~ 10:40

一般演題

  座長:撫中 由香(済生会福岡総合病院)

1.認知症ケアサポートチームとNSTに在籍するCN/CNSの役割と課題

  入院時摂食嚥下障害スクリーニングと認知症ケア加算の関連から~

  旭川医科大学 工藤 紘子

2.摂食嚥下チームの活動状況と今後の課題

  国家公務員共済組合連合会新別府病院 濱田 智恵美

3.摂食・嚥下障害看護認定看護師と管理栄養士の連携強化に向けた取り組み

  福井県済生会病院 北村 綾

4.精神科病院における窒息予防への取り組み

  昭和大学烏山病院 有野 尚子

10:40 ~ 12:20

パネルディスカッション 「わたしのキャリア形成」

  座長:矢野 聡子 (茨城県立医療大学 認定看護師教員過程 専任教員)

趣旨:近年、食支援への関心が高まり、認定看護師の担う役割がより重要視されている。認定看護師といえども、その年齢層や経験年数は様々であり、個々の役割を担いながら組織での活動に従事している。一方で、求められる役割の困難さや対応策に悩み、葛藤が生じることも多く、時には自身のキャリア形成にも影響を与える可能性がある。このパネルディスカッションでは、対象者の尊厳とQOLを踏まえた食支援への取り組みについて、様々なフィールドで働く認定看護師から発表していただく。認定看護師が行う食支援にはどのような意味があるのか、どのようなことに困難を抱えているのか、工夫していることは何か、などについて本音で語り合う時間としたい。

  ・宮田 法(寿量会 熊本機能病院)

  ・天満 美樹(新生会第一病院)

  ・阿部 世史美(大分大学 医学部 看護学科助教)

  ・前田 純子(保険外看護サービスRamm‘s代表)

  ・中野 みさと(知多厚生病院 訪問看護ステーション師長) 

12:20 ~ 14:00

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ランチョンセミナー

  高畠 英昭 先生(長崎大学病院 リハビリテーション科教授)

  「嚥下反射と干渉波経皮的感覚神経刺激法(IFC-TESS)について」

  座長:松尾 晴代(鹿児島市医師会病院) 

14:00 ~ 15:50
1人20分
討論20分

シンポジウム 「病院から地域へ看護師に望むこと」

  座長:青山 寿昭(愛知県医療療育センター)

趣旨:病院と在宅では、医療提供の状況や環境が全く異なり、様々な疾患や年齢層の方が対象となるため、1職種1施設だけの支援ではなく、地域のサービスや他職種と連携して療養者を支援する型へと形態、機能が変わりつつあります。特に、摂食嚥下障害時の食支援の考え方は重要であり、「嚥下調整食」「食事介助法」「誤嚥予防」などに対して、いかに連携を行うべきかについて看護師が担う役割や期待は大きいと考えます。対象者の「食」を通して、今後どのように個人と組織で食支援を実施していくべきか、看護師に何が求められているのか、などについて複数の専門職からご提言をいただき、参加者と共に検討する時間としたいと思います。

  ・管 聡先生(関愛会 坂ノ市病院 病院長)

  ・今尾 顕太郎 先生(別府大学 社会福祉士 大分市MSW協会副会長)

  ・和田 光代 先生(へつぎ病院管理栄養士 栄養管理室室長)

  ・田口 義久 先生(介護老人保健施設 末広荘 副施設長 言語聴覚士)
 

15:50 ~ 16:30

一般演題

  座長:山田 吉里子(敬愛会 沖縄中頭病院)

1.一般病棟における嚥下エコーの実践報告

  済生会守山病院 松永 哲人

2.長期薬剤性嚥下障害後、舌への振動刺激にて経口摂取に至った一例

  医療法人社団厚善会介護老人保健施設末広荘
  厚善会郡家病院 田口 義久

3.背面開放座位による意識状態と経口摂取量の変化に関する姿勢調整の検討

  ~広南スコアを用いた一症例~

  船橋市立医療センター看護局 飯田 友則

4.情報通信機器を活用した摂食嚥下障害看護認定看護師の取り組み

  愛媛県立南宇和病院 藤澤 ゆう子  

16:30 ~ 16:50

総会
 

16:50 ~ 17:00

次期大会会長挨拶
 

18:00 ~

懇親会 司会:加藤 節子 沖縄チーム

懇親会会場 JCOMホルトホール内 3階 ホルトガーデン 097-576-8884